おはこんばんちは。
思いついてから構想〜製作まで、いつもの如くダラダラと長期的にやっていた冷燻器がひと段落したので記事にしてみようと思います。
⌘燻製っていいよね⌘
燻製。
いらすとやって燻製のイラストまであるのか…
煙で燻して、食材に香りを付けたり、保存性が高まったりと良い事尽くめな調理法。
有名なとこで言うとベーコンとかスモークサーモンなんかがよく知られているんじゃないかと思います。
我が家でも、既にロースター(煙らん亭)を持っていたりするのですが…
ロースターで燻製すると食材が加熱されて火が通っちゃうんですよね〜。
何も考えずにチーズとかを燻製しちゃうとデロデロに溶けちゃうワケです。
生のたらこなんかも焼きたらこになっちゃうしね。
さてどうしたモンかと色々調べていると…
⌘冷燻の存在を知った⌘
世の中には冷燻という調理法も存在するみたいで。
今まで"買う"という選択肢しか無かったスモークサーモンが自宅で出来てしまう…
そんなの出来たらいいよね〜!ってな事でゾンビの中で冷燻してみたい欲が爆発してしまいましたw
⌘で、冷燻とは?⌘
読んで字の如く
冷たい燻製
加熱をしない燻製です。
ま、細かいやり方とかは他の詳しい方にお任せ(つまり丸投げ)するとして、自分がやった事を書いていこうかとw
調べた感じだとお手軽な方法もあるにはあるみたいですが、それだとつまらないので"敢えて"冷燻器的な物を作る事に。
とはいえ冷燻の知識はゼロに等しいので、他の方が手作りで冷燻器を作ってるのを参考に、自分なりにアレンジを加えて製作する事にしました。
冷燻器に必要な要素は大雑把に書くと
- スモークウッドを燃やす所
- 出て来た煙を冷やしつつ食材まで導くデリバリーパイプ
- 食材を入れて煙を外に漏らさない容器
こんな感じです。
あ、そうそう、低い外気温も必要でした。
なので実施するなら冬の季節が望ましいです。
一般的には段ボールとかを利用して冬場に作る事が多いみたいです。んが!
折角作るなら使い捨てにはしたくなかったので…
色々考えました。
まず、火を使う事もあり、燃えやすい段ボールを使用するのは出来れば避けたいなって考えが真っ先に思い浮かびました。
ので、ホームセンターに売ってる樹脂製の収納BOXを利用して一通りその中に収納して、ベランダに保管出来る様にしたいな〜なんてコンセプトを思い描きました。
⌘取り敢えず材料を買ってきて作ってみる⌘
まず、スモークウッドを燃やす所。
空の一斗缶をスモーク収集容器兼防火壁に、ソロキャン用と思われるミニBBQコンロをスモークウッドを燃やす容器としました。
次にデリバリーパイプ。(←勝手に名付けました)
蛇腹形状のアルミ製ダクトパイプを採用しました。
アルミという素材の熱伝導性の高さ・加工のしやすさに加えて
フィンみたいな形状をしているので、更なる冷却効率の向上も期待でき
その上伸縮出来るので使用後の収納も楽チン!と、まさに一石二鳥どころか一石三鳥・四鳥な素晴らしい部材ですw
で、最後に食材を入れる容器。
先述の一斗缶やデリバリーパイプを纏めて収納したかったので、入るサイズの収納BOXを購入し、加工しました。
ちょいちょい失敗したりしながらも一先ず完成したver.1の姿がコチラ。
ver.1では2回冷燻しました
実際にベランダで試してみて冷燻出来たは出来たのですが、いくつか改善したい点が見えてきました。
⌘ver.2を考える⌘
それが
- スモークウッドが燃え続けてるのか消えてるのかよく分からない(消えてても暫く気付けなかった実績あり)
- 確認の為にデリバリーパイプを付けたり外したりする際、接続部品が固定されてないので非常に作業し辛い(外れちゃう)
- 接続部品がBOX底部から突き出すという構造の為、BOXを足元に安定して置けないので食材の出し入れが非常にし辛い(高過ぎる)
まぁあれです、使ってみたらシンプルに使い辛かったってヤツですw
で、考えて…
- BOXに覗き窓を設ける
- 接続部品をねじ固定にする
- BOXを置く為の台的な物を用意する
事にしました。
覗き窓は全然別件用に購入したドレメルのガス式ハンダゴテでBOXに穴を開けて
ヒートアップが早いのが素敵。樹脂BOXくらいならバターみたいに気持ち良く切れていきます
以前我が家のNDロードスター用に使ったアクリルの端材を切り出して、ガレージ用に買ってあったシリコンシーラントの使いかけを使って接着!
エアロボードを作った時の余りを使用。こういう端材を捨てずに持ってるから片付かないんですよねぇ〜(´-`).。oO
そうそう、接続部品のねじ固定とBOX用の台的なヤツはもう同時にやっちゃいました。
ので、ver.2はこれにて完成です。
ちゃんと一式BOXに収まります。でも台のせいでBOXフタ裏のリブが一斗缶に干渉する様になったので、リブは切り取りました。
リブの干渉はぶっちゃけ予想外でした…ww
⌘使いもしないで更にver.3へ…⌘
現時点で最終アップデート、ver.3です。
食材はBBQ用の網に載せて、塩ビのスペーサーの上に置く構造にしていたのですが…
こんな置き方してました。超絶不安定。
収納時の事を考えてスペーサーを固定しない構造にしていたので不安定だし、折角大きめのBOXなのに上の方がデッドスペースになってしまっていて、そこが気に入っていませんでした。
折角実現出来ている、一式収納できる機能性を損なわずに
食材の大きさに合わせてフレキシブルに網を設置したり、なんなら吊るしたり出来たらなぁ…
ってな思いから、またまた考えて更に材料を買ってきました。
棚の部材って地味に高いよね
いくら注ぎ込む気だよバカじゃねーの?って思わない事も無いですが、完成が見えてきたのでもう後戻りは出来ないのです(何)
いざ買ってきてみたら頭の中で思い描いていたのと若干違ったりしたので切った貼ったして…
ジグソー無かったら死ぬ程大変だったと思います
スタッキングする為だと思われますが、箱自体が底面から上面に向かってテーパー形状になっているので、それを補正する為の金具をガレージ内のストックから選定。
メッチャ丁度いいのがあった。ファンタスティック。
網をもう1枚買ってくれば本当にこれで完成です。(実はまだ買ってきてない)
1段でも2段でも好きな高さで使える構造です。
棚受けに固定した六角穴付きボルトがサイズ的にピッタリだったお陰で、丁度良い具合にバチッと安定して網を保持してくれます。(これは完全に計算外の嬉しい偶然)
⌘まとめ⌘
そんなワケで、結果的にver.3まで行ってしまいましたが使ってみて気になっていた所は直せました。
因みに一式収納出来る…なんて書いてますが若干嘘をついています。
そう、ベランダの手摺りの高さでBOXを保持する為の脚立…アレばっかりは大きさ的にどうしようもなかったので、一式から除外してありますw
次冷燻出来るのはまた寒くなってからですねぇ〜だいぶ先にはなってしまいますが、今回製作した冷燻器はベランダに保管しておいて繰り返し何回も使えるので…今後毎年の冬が楽しみです。
今度こそはちゃんと乾燥とか味付けとか手間暇かけてやってみようかなと思っておりますです、ハイ。
今日はこの辺で。
ではでは。