おはこんばんちは。
気になっていた新型ジムニー(JB64)に試乗してきましたので、感想とかを書いてみたいと思います〜
実物は、写真で見るより綺麗なブルメタでした♪
⌘今回試乗させてもらったグレード⌘
新型ジムニーは、大きく分けて3つのグレードに分かれています。
装備は簡素なものの、価格は一番抑えられているXG。
装備も価格もソコソコなXL。
そして充実装備で価格が最も高いXC。
この3グレード展開、今までよりも客層の裾野を広げにきてるっぽいですね。
ガンガン林道を攻めたり、競技に使いたいヘビーユーザーな人はXG!
僕みたいにオフロードも行ってみたいけど普段使いもしたい、でも先進装備的なのは余計なお世話!って感じの普通のユーザーな人はXL!
こういう車に乗ってみたいけど街乗りしかしないし…今時の装備が付いてないと嫌だし…ってライトユーザーな人はXC!
みたいな(´⊙ω⊙`)
勝手なイメージですが、今回XCが狙っているであろうライトユーザーに関しては今までのモデルでは割り切っていた様な印象だったんですね。
ジムニー欲しがる層はそもそもそういうの求めてないでしょ?的な感じで。
でも今回の新型ジムニーは、今までターゲットにしてなかったライトユーザー層も狙ってみよう…というメーカー側の意向が見える気がします。
そういう意味ではXCはハスラー辺りと競合しないかちょっと心配ですが…(余計なお世話かw)
そして試乗車は、真ん中のグレードであるXLのAT車でした。
う〜ん、試乗車としては無難なチョイスですねぇ…
でも、こういう車なんだからそこはMT車を用意しておいて欲しかった…ww
⌘れっつらごー!⌘
まずドアを開いて乗り込んだ時点で「えっ⁈」ってなりました。
ドアを開閉した時の剛性感に違和感を覚えたのです。
と、言っても悪い意味ではなく、いい意味で。
軽なのにこんなしっかりしてんの⁈と。
新し目の軽だったらそんなモンでしょ?って思う方もいるかもですが、このジムニー以外だと新し目の軽は3車種程乗る機会がありましたが、S660以外は特別剛性感は感じませんでした。
ディーラーマンに聞いたら、ジムニーシエラとの違いはエンジンとオーバーフェンダーの有無くらい(ま〜トレッドは違うはずですが)だと言っていたので、普通車として満足できる品質でボディーを作り込んだ結果、同じボディーを採用する軽のジムニーも剛性感が出たんじゃないかな…って思ってます。
⌘そして走りの感想…⌘
走りの感想は、ぶっちゃけ普通でした。
試乗しながら嫁と話しても、
うん、普通に走るし何も不満は無いね…と。
シートヒーターまで着いてて冬のドライブもとっても快適。
こう書くと、
「な〜んだ、新型ジムニーってちょっと高い割に普通なのか。じゃあ他の安い軽の方がいいじゃん。」
って思ってしまうかもですが…
そうじゃないんですよwww
⌘平坦路を、普通に違和感無く乗れる事自体が凄い⌘
忘れちゃいけないのは、ジムニーは紛れも無い本格オフローダーです。
以前友人達の誘いでオフロードコースに遊びに行った際、
友人I氏のエクストレイルはこんなんなったりしながら四苦八苦して走ってました。(因みにこの時新車で買って1ヶ月点検の直前でした…I氏、勇者www)
エクストレイルはそんなに車高が高くないのでとっても苦しそうでした。
エクストレイルがメッチャ苦労したポイントを何事も無かったかの様に平然とクリアする友人H氏のグランドチェロキー。やっぱJEEPって凄い
エクストレイルもSUVと呼ばれるジャンルの中ではそれなりにオフロードも行ける方だったと思うんですが、それでもとっても苦しそうでした。
オフロードコースまで辿り着くのに先程の写真の様な険しい道を通らなければいけないのですが、コースに着くと、ジムニーだらけ…(※但しこの日に見たのは旧型ばかりでした)
僕のラパン(車高とかはドノーマル)みたいな普通の車だったら恐らく10mも進めずスタックして動けなくなってしまう様な道なのです。
そう、ジムニーなら
友人達に着いて行ける…でしょう、多分!
こ〜んなエグい酷道でH氏のグランドチェロキーにすら(多分)着いて行ける走破性があるのです‼︎
パラつく雪も似合ってます…それにしても寒かったww
グランドチェロキー辺りは値段も値段なので、オン/オフ両方ガンガン行けるってのは凄いは凄いのですが値段を考えればま〜それも妥当な気がするし納得…って思います。(グランドチェロキーの価格でジムニーを約3台買えちゃいますからね…)
ですが新型ジムニーは違います!
200万を切る価格で、オン/オフ両方行けちゃう!
この価格でこの性能…新型ジムニーやっぱ凄い…欲しい‼︎ww
⌘試乗では試せなかったけど、充実のオフロード向け装備⌘
装備なのか機能なのか微妙なとこですが、
等の装備が挙げられますが、中でも僕が「スゲー‼︎」∑(゚Д゚)って思ったのは…
"ブレーキLSDトラクションコントロール"
です。
何それ?って思いますよね。
僕も調べるまでそう思ってましたw
⌘ブレーキLSDトラクションコントロールとは⌘
一般的に、車ってデファレンシャルギヤ(長いので以降デフ)が着いてるじゃないですか。
コーナリングの際、内側のタイヤに比べて外側のタイヤの方がより多く回転するので、その回転差を吸収する為の謂わゆる差動装置ってヤツなんですが。
デフっていう装置はその構造上、片輪が浮き上がったりスタックしている状況では、
片輪が空転しだした途端に、空転してない方の、本来であればしっかり駆動して欲しい側のタイヤに駆動力がかからなくなってしまう
んですね。
オフロードでその現象が起こったらどうなるか…端的に言うと、空転しているタイヤがそのまま空転し続けて進めなくなりますw
片輪が浮き上がって空転中のエクストレイルと、早よ行けやと言っている様にしか見えない、後ろで待機中のグランドチェロキー
そこで登場するのがブレーキLSDトラクションコントロールです。
仕組み的には多分マスターシリンダー近辺にでもそれ用のコントロールバルブが設けてあるんだと思いますが…
空転しているタイヤに対して個別にブレーキをかけられる装置なんだそうです。
それにより、機械的に空転を止め、ブレーキがかかってないしっかり接地している方のタイヤを強制的に駆動してあげる…と。
しかも、4L(4WDのロー)の状態でしか作動しないそうなので、2Hか4Hまでしか使わないであろう普段の走行には影響しないのです。
この分かり易い画像はメーカーHPより拝借
機械式LSD(危ないお薬…では無く、リミテッドスリップデフ、差動制限装置)を入れてあげれば似た様な効果はあるのですが、それだと今度は通常走行時に邪魔になってしまいます。(タイヤの消耗も早いし、燃費も悪くなるし、その他には駐車場での切り返し等で顕著に曲がり辛くなります)
必要な時にだけ機械式LSDの機能を使える…って事は、
ブレーキLSDトラクションコントロールは、機械式LSDとオープンデフのいいとこ取りが出来てしまう機能
と言っても過言では無いかと。
いや〜、軽でここまでやるとは。
凄い!の一言です。
⌘いやいやいや、そりゃ〜オフロードコースとか行く人だけの話でしょ?普通そんな機能要らんわ‼︎⌘
って思うかもしれませんが。
ま〜タイヤが浮き上がってしまう状況は確かに通常では中々無いので置いておくとして。
スタックに関してはそんなに特別な状況じゃないと思うんですよね。
ほら、雪が降る度に関東圏(特に都内)では大騒ぎ、チェーンどころかスタッドレスも履いてなくて、結果身動きが取れなくなった車が原因で大渋滞…
な〜んて事がしょっちゅうあるじゃないですか。
あれもスタックですからね!
なので一般人には縁遠いものかと思いきやそうでも無いんじゃないかと。
さっきのは極端な例ですが、ちょっと雪が積もっただけでスタックしちゃって、自宅の駐車場から出る事すら出来なくなる車も数多くいるワケですからね。
ジムニーだから雪が降ってもサマータイヤで大丈夫!なんて言うつもりは毛頭ありませんが、ブレーキLSDトラクションコントロールがあるおかげで今までだったら動けなかった状況でも動ける様になる…って事も十分にあり得るって事を伝えたかっただけです。w
⌘まとめ⌘
こういう車って、試乗出来たところで街中では魅力が伝わり辛いのが難しいところですよね〜。
僕自身、新型ジムニーのオフロードでの走破性はYouTube等の動画で確認して「スゲー‼︎」ってなっただけなので、さっきも書きましたが街中での試乗の感想そのものはあくまでも「普通」、それだけです。
でも、
"一般道では普通なのにオフロードでの走破性が半端ない"
という点が凄いんであって、でもそれは街乗りしかしない一般ユーザーな人にはそう簡単には伝わらないワケであって…
本当その点だけは勿体無いですね。
昔、友人J氏のJA型ジムニーを少し運転させて貰った事がありますが、その辺の年代のジムニーを知らない事には新型ジムニーの凄さは中々分からないのではないかと思います。(J氏のジムニーの乗り味は良くも悪くも"オモチャ"でしたwwもしかしたらJAジムニーも新車でノーマルの頃はもうちょっと良かったのかもしれませんが。)
そんなワケで、新型ジムニー、次の通勤快速号候補としてとっても欲しいです。(爆)
僕にとっては、NDロードスター以来の興奮する車でした。
もし本当に購入するならやっぱりXLのMT車かな〜‼︎
XCにあってXLに無い装備で唯一僕が欲しいと感じるのはLEDヘッドライトくらいですww
それ以外の装備はXLで必要充分だな、と思っています。
んん〜、ジムニー貯金でも始めるかなぁ〜ww
今日はこの辺で。
ではでは。