おはこんばんちは。
今年も順調に暑くなってきましたね。
季節を先取りしてもう既にバテバテのゾンビです。(ぇ)
暑くてバテてるけど、庭の雑草が伸び切ってしまう前にそろそろ刈らなきゃ…という本編と全く関係ない内容はこの辺にしておきまして。
本題参ります。
⌘困り事⌘
我が家の足車、LA400Kコペンのリモコンキー(ダイハツの取説では電子カードキーって書いてあるし、スマートキーとか呼ばれる事もありますが、ゾンビ的に一番しっくり来るリモコンキーで統一します)。
普段コペンに乗る時は、短パンの右メインポケットにスマホ、メインポケット内の足に近い側にもう一つある小さいサブポケット(内ポケット?)にリモコンキーを入れているのですが…
結果としてリモコンキーの外側にスマホの壁がある様な形になるので、乗り込んでエンジンを掛けようとしても電波が遮断されるみたいで反応してくれない事が多々あるんです。
しかも何かのキッカケで気付かない内にポケットから落ちて、車内を捜索する羽目になった事も複数回…
それに自宅駐車場で洗車する時もリモコンキーの置き場に困ります。
ポケットに入れておければいいのですが、車高が低めの車なので座ったり立ったりを何度も繰り返して洗車するので、結構な高確率でポケットからポロッと落っこちてしまうのです。
かと言って適当な場所に置いておくと今度は距離が離れてるせいでキーレスが反応してくれないという…
コイツがよく滑り、よく落ちるんですよ
そういった理由で地味に困る事が多く、他の所有車の鍵と同じく、気軽に服にぶら下げられる様にしたいなと思う様になりました。
⌘キーリングを取り付けて、適当なカラビナを付ける案⌘
一番簡単な案として、リモコンキーを適当な感じでキーホルダー化する…
うん、微妙‼︎
今回困っているコペンのリモコンキー、キーリングを取り付ける用の穴的なものは一応あるのですが、ボタンがある面を正面として見た時、右下の角にキーリングやらストラップやらを取り付ける感じになるんです。
これが多分ストラップホール
服からぶら下げた時、あからさまに傾いてしまうのはちょっとねぇ…
僕的にはぶら下げるなら真っ直ぐぶら下げたいのです。
⌘市販のキーケースを検討⌘
それならばと、市販のキーケースを検討しました。
…んが、量販店に売ってるキーケースはどれもこれも我が家のコペンのリモコンキーに非対応…(パッケージの取説を読むと、物理キーの位置が逆側のリモコンキーにしか対応して無い物ばかりみたいなのです)
年式が新しいせいなのか何なのかよく分かりませんが、パッと見同じ形に見えるものの、非対応である可能性が高い商品に何千円も出せる程僕は裕福ではありませんw
⌘レザーで作ってみる事に…⌘
ブログで書いた事は無かったかもですが、1年くらい前にレザークラフトのスターターキット的なのを買ってたんですよ。
買った理由は、レザークラフトやってみたいなーって思ったからですww
オマケで付いてきた、革をくるっと巻いて1列縫ってお終いの千枚通しカバーしか作った事が無いクセに、根拠の無い謎の自信で
『なんとかなんべw』
な〜んてノリで自作する事を決めるとか、ナメてんのかお前はって感じですよねw
このオレンジの千枚通しカバー、これがホントの初レザークラフトですw
でも、作ると決めた…いや、作ってみたくなったので、いつもの如くダラダラと材料や必要な道具を揃えて行きました。
材料・道具集めに2ヶ月くらい、材料が揃ってからどんな物を作るのか構想を練るのに1ヶ月くらいかけた気がします。
前置きが無駄に長くてすみませんwww
⌘製作開始!⌘
ネットで検索して、レザーでキーケースを自作してる方の記事を何本か読んで
スターターキットに入っていたハウツー本を読んで
こんな本を読みました
なんとなくイメージが出来たので製作を開始しました。
⌘革絞り用の型を作る⌘
リモコンキーの形に合わせて革を絞るのですが、それ用にまずは型を作りました。
今思うと、どーせ後でリモコンキーは分解するんだから、最初から分解して密着させた状態で型を作ればもっと精度がいい型が出来た…
と思いますが、この時点ではそんな予定は無かったのでなんとなく外形線を引いて、リモコンキーより少し大きめに切り出して型を作っていきます。
因みにガレージに転がってた板厚1mmの塩ビ板を使用しました。
最初はドリルでチマチマ穴を開けて、ニッパーで繋げて…ってな具合にミニ四駆の肉抜き改造方式でやろうとしましたが、途中で面倒になってガス式ホットナイフで一気に溶断しました。
これは以前撮った写真、愛用してるなにかと便利なガスごて
1枚目がなんとなく出来たら2枚目も同じ感じで作業するのですが、こっちは横着し過ぎて一箇所割ってしまい…塩ビ板はまだあるので作り直せばいいのに、接着剤で誤魔化す事にしましたww(←後ほど後悔する事になりますw)
リューターを使ったりして時短しつつも取り敢えず出来上がった革絞り用の型がコチラです。
内寸はある程度頑張りましたが外寸はマジで適当、こんなモンかな?程度のノリで作りました。
精度はボチボチってところでしょうか。
ま、今回はお試しみたいなモンなのであまり拘り過ぎずこのくらいでやってみます。
⌘革を切り出して、革絞りする⌘
さて、革絞り用の型が出来上がったので革を切り出して絞っていきます。
その際、革を濡らして柔らかくしなきゃなので…
一般的にはリモコンキーの故障を防ぐ為
リモコンキーにラップを巻いてから
濡らして柔らかくなった革を当てがって
革絞りをする
みたいなのですが、
ラップで綺麗に包むのは面倒臭いし、湿気やら水滴やらによる万一の故障が怖いしで、リモコンキーをバラして中身を抜いて殻だけの状態にしてから作業する事にしました。
中身に特殊ねじが使われてたので、元々持ってた特殊精密ドライバーセットを使用。Y2.5って書いてあるビットがピッタリでした。
続けて革を切り出していきます。
今回使用する革は、ハーマンカードn…じゃなかった、ハーマンオークレザーって名称(メーカー?)の革です。
お店に迷惑がかかるとよろしくないので詳細は伏せますが、端切れだからって事で非常にリーズナブルに売って頂きました。
超リーズナブルに入手したとはいえ、切ってしまったら後戻り出来ないので緊張しながら切り出します…
んが、見事に比率をミスりました(泣)
アッ…ってなった瞬間の写真。
ミスりましたが、絞り工程でなんとかしようと目論みつつも作業を進めます。
革を柔らかくする為水に浸します。
大体15〜20分くらい、革が浮いてこない事を確認してから次の作業に移ります。
ホントに革にこんな事やって大丈夫なのか…?とか思いながら水に浸けてます。色が結構出てきました。
で、型を使ってリモコンキーの殻を挟み込んだ状態で革を絞って、バインダークリップを使って固定します。
ベロがある所は奥行きの問題でバインダークリップじゃ無理だったのでバイスプライヤーで固定しました。
下で見切れてる銀色のヤツがバイスプライヤーです
僕の場合はこのままほぼ丸2日間乾燥させました。
⌘リモコンキーのボタン穴とLEDの確認穴を開ける⌘
絞った革が乾いたので、革絞りが上手くいったか確認してみます。
濡れてた時と比べると、乾いた事でだいぶ色が薄くなりましたね
この時初めて気付いたのですが、どうやらバイスプライヤーでギュッと固定した時の
"ギュッ"
が強過ぎたらしく、挟んでいた所だけ色が変色して、オマケに艶が出てしまってテロテロに…(汗)
その上先述した型が割れたところだけ上手く抑えられてなくて、変な痕がついてしまいました。
床面(内側)になんかインクの痕があるのは端切れ材故ですw
…失敗は次へ生かすとして、後悔してても仕方がないのでそのまま次の工程へ
リモコンキーのボタン穴等を開けていきます。
この工程は、リモコンキーを殻だけにしてあるので簡単…裏側から穴の位置を写して、その位置で穴を開けるだけです。
リモコンキーを殻だけにした最大のメリットかもしれません。これなら相当穴位置はズレにくいです。
全然別の用途用で元々持ってた丸穴ポンチのセットから丁度いいサイズを選んで、思い切って穴開け。
いいんじゃないでしょーか
ボチボチ丁度いい位置に開けられました。
⌘平縫用の穴を開ける⌘
平縫用の穴を目打ちで開けていきます。
ゴム板の端っこの方を使って、慎重に慎重に…
本当はこの辺りでボンドで革を貼り合わせるべきだったんだと思うのですが、超初心者故テンパリ気味だったので、
リモコンキーの殻を入れた状態で無理矢理上下の革の位置を合わせて
ボタンが無い方の革に穴位置を転写しました。
で、目打ち穴を一通り開け終わってからリモコンキーの殻の外周にマスキングテープを貼り、ボンドを塗って革を貼り合わせ。
この辺りで床面にトコノールを塗り忘れている事に気付きましたw
後で指を突っ込んで塗っておきますww
⌘蝋を塗った糸で平縫いする⌘
糸に蝋を塗ったくって、平縫いしていきます。
だいぶそれっぽくなってきましたね
縫い始めの返し縫いを忘れたけど、もし切れてバラけたらまた縫い直せばいいだけなのでヨシ!www
縫い目があまり綺麗じゃないけど、それはそれで味として受け入れる事にしたのでヨシ!www
…ってな感じで形は大体出来ました。
⌘バネホックを取り付ける⌘
ベロの所にバネホックを取り付けていきます…
因みに、バネホックのカシメも初体験だったので端材を使って一回練習しました。
練習で作ったよく分からん物体
今回購入してあった中サイズのバネホックの場合、ハトメ抜き7号(約φ2.1らしい)ってサイズとハトメ抜き15号(約φ4.5らしい)ってサイズが必要らしいのですが、手持ちのポンチで近しいサイズ(φ2.5とφ4.0)でイケるのか確認の意味も含めての練習ですw
そう、バネホックを1セット犠牲にして練習したのに…
⌘ミスった‼︎w⌘
バネホックのオス側を取り付ける穴が小さい穴、メス側を取り付ける穴が大きい穴を開けなきゃなのですが、思ってたのと逆に開けてしまいましたwww
ちょっとの間考えて、結局小さく開けちゃった方は大きいサイズで開け直し、大きく開けちゃった方はスキマに接着剤を流し込んで誤魔化す事に…w
見辛いですが透明な接着剤を隙間に流し込みました。
取り敢えずここに力は掛からない予定だし固定は出来てそうなのでOKでしょうw
⌘細かい所の仕上げ⌘
形が不自然になっているところを大雑把にカットして
それでもまだ不自然な所を紙ヤスリ(先人に倣って#320を使用)で整えて
ヘリ落としして
塗り忘れていた内面(床面)にトコノールを塗って指で擦って
コバにトコノールを塗ってコーンスリッカーで擦って
買ってあった金具を付けて
⌘完成‼︎⌘
なんとか完成に漕ぎ着けましたw
初めて作ったにしてはまあまあいい感じじゃない?w
リモコンキーを入れて、ボタンがある面と逆側の面はこんな感じです。
ちゃんとリモコンキーのバッテリーも交換し易い様に取り出し可能な構造にしてます
途中から夢中になり過ぎて写真をあまり撮ってなかったのがちょっとした後悔ポイントですw
⌘まとめ⌘
途中の工程を端折ってたりするので何の参考にもならない、作業記録的なブログになってしまいましたが。
無事短パンにリモコンキーをぶら下げられる様になって
ゾンビは非常に満足ですw
そうそう、勿論エンジンも一発で掛けられる様になりましたよwww
あちこち失敗してたりしますが、実質処女作なのでヨシ‼︎ってな感じです。
次は何を作ろうかな〜⁈
今日はこの辺で。
ではでは。