おはこんばんちは。
ミラ@キーレス奮闘記の後編です。
キーレス配線地獄の図
⌘いきなり脱線するスタイル。⌘
取付けを進めて行くのですが…
ハイ、いきなり脱線からです。
何せ作業しているのは脱線の名手…いや、迷手である僕ですからね‼︎
何が脱線かと言いますと、今回入手したキーレスのセットは4ドアまで対応出来る物なんですね。
で、L700Vは集中ロックなんて洒落たモンは付いてないので、施錠した状態でトランクを開けたい場合、カギをハッチのキーシリンダーにぶっ刺して都度開ける必要があります。
例えば、嫁を迎えに行った時にすぐ出発するのでアイドリングしながら待っているとします。
嫁が荷物を持ってるとします。
ちと大きいから、トランクに入れたいなぁ…となった場合、一回エンジンを止めて、キーを抜き、車を降りてさっき抜いたキーでハッチのキーシリンダーを回して解錠して、荷物を積んで今度は施錠し、エンジンをかけ直す必要があります。
ま〜面倒臭いなと。
4ドア用のセットを3ドア車に使うので、余ったアクチュエーターを使ってハッチの鍵も連動してキーレスで解錠出来る様になったらいいな〜なんて。
一番苦戦しそうな気がするので、最初にやっつけたいなと思った次第です。
⌘そんなワケで、ハッチに配線を通します。⌘
まずマスキングテープを使って仮止めして、配線の長さが足りるか確認します。
た、足りないよぉ…
足りなさそうである事が判明したので、配線を延長します。
スレーブのアクチュエーターから出てる線は2本なので、手元に転がっていた赤黒の2色コードを1M程使用します。
接続はギボシ端子です。
配線が見えてしまうと後付け感満載で非常にカッコ悪いので、純正の配線と同じ所を通す事に。
ヒンジ横のココを通したい!
配線カバーは軽く引っ張ると外れます。
そうそう、しっかり配線を通しちゃってからハッチのキーシリンダーに手が届かなくて取付け出来ない…‼︎なーんて事態を避けるために、先にキーシリンダー周りの作業が出来そうかどうか確認します。
この板を外せば中を見れそうです。
写真に写っている、カバー的な板を外せば中を見れそうなので外す事に。
ねじを外して行くと、一気に落ちてこない様にプラのクリップで2箇所止まってました。思いの外親切ww
プラのクリップを内装剥がしで外すと、カバーが取れました。
君はここでお留守番しててね!w
中が見れるようになったので、構造を確認します。
コイツがハッチのキーシリンダーですね〜キーシリンダーから伸びてるロッドで開閉するみたいです。
なんとかなりそうなので、配線を通します。
配線通し用のワイヤーを使用…
この配線を通す作業…
サラッと書いてますが、メッチャ大変でしたwww
ハッチ内の空間の角度がキツく、ワイヤーがなかなか通らないという(´⊙ω⊙`)
ここまで来るのにかなり時間がかかりましたwww
で、苦戦しつつも配線を通し終えたので…
ギボシ端子を使用してアクチュエーターと結線。
アクチュエーターを結線出来たので、どの程度キーシリンダーのロッドを動かすと解錠出来るのか確認します。
ロッドを指で押してみて…
ん…⁈
⌘【悲報】キーシリンダー裏からロッドを押して解錠出来ない事が判明…⌘
いや〜、実はですね。
カギを刺して回した時にキーシリンダー裏から動きを見てて、
ある程度回すと解錠→更にもう少し回すとハッチが開く
って感じだったんですね。
なので、アクチュエーターの位置を上手い具合に調整して、丁度解錠する辺りまででストロークが止まる様にすればいいじゃん‼︎って思ってました。
が、ロッドを指で押したところで全然解錠されません。
要するに、アクチュエーターで解錠するのは無理だという事が判明しました(´;ω;`)
今回ハッチにアクチュエーターを着けようと思い立った時点で、似たような事を他の人もやってるだろうなと思い、参考にしようとググってみましたが…
わざわざキーシリンダーを殺して
わざわざ電源を新たに用意し
わざわざ別でスイッチまで着けて
で、スイッチを操作するとハッチが開く…という改造をしている方がいました。
読みながら、何でこんな面倒で回りくどい事をやってるのかと思いましたが、つまりそういう事だったんですねwwwww
(゚ω゚)…
( ˙-˙ )……
(´Д` )………はあぁぁー↓↓
これまでの苦労は何だったんでしょうか⁈w
アホか自分www
ま…折角配線を通した事ですし、また次回何かに生かすとして、剥がした内装やら何やらをそっ閉じする事にします…
⌘やっと本筋。⌘
上記の脱線作業を始めたのは21時頃で、嫁に24時頃呼ばれてしまったのでそのままリビングに戻ってしまい、風呂に入って寝ちゃいました。
なので、本筋の作業は翌日の朝からですw
⌘取り敢えず、ドア用アクチュエーターの状況確認から開始!⌘
今回購入したキーレスセットを買った理由ってのが価格が安い事とフルセットである事以外に実はもう一つありまして。
リモコンの形がソックリなのでお気付きの方もいらっしゃるかもしれませんが、(恐らく)同じメーカー製、若しくは兄弟的な製品であろう事を見越して購入しました。
もしユニットの交換だけで済んだら、既存のハーネスをそのまま使えるので簡単だな〜と思いましてww
ですが、その企みは一目見ただけで諦めざるを得ませんでした…
左が既存のハーネス、右が今回購入したセットのハーネスです。
見て頂くと分かると思いますが、配線の順番も本数も違うのです。
ってかそもそもハーネスの形が違う…(笑)
この時点で、配線の引き直しが確定しました…(´Д` )
気分が萎えたので、アクチュエーターから作業する事に。
ハンドパワーウインドウなので、クルクルするハンドルを外します。
ハンドルを
狭い隙間から、写真の様にクリップリムーバーを突っ込んで手で軽く叩いて金属製のクリップを外します。(名前こそ"クリップリムーバー"ですが、本来はこう使う工具ではありません)
外して〜
ドアポケットの底のねじを外します。
ドアポケットと
ドアハンドルのねじも外します。
ドアハンドルも
どっちのねじがどっちだか分からなくならない様記録。
ドアポケットを外して…
外して
ドアハンドルも外します。ドアハンドル裏のロッドは、ピックツールで持ち上げて外しました。
外して〜
サイドミラー裏のカバーも引っ張って外します。
カバーも外して〜
そうそう、カギのノブも回して外します。
…と、ここまで外したら、クリップを割らない様適当な力加減でドアの内張りを車内側に引っ張ると、内張りが丸ごと外れます。
生意気にもKENWOODのコアキシャルスピーカー&プチデッドニングまでしてありましたww
スピーカーを外して、外した穴から既存のアクチュエーターの配線を引っ張り出すと…
ギボシ端子が固着して外れない程度にはサビッサビでした…
不調になってから、集中ロックの機能も凄く不安定になっていたのですが、集中ロックの機能を担っているはずのマスターアクチュエーターがこの状態じゃあ納得です…(゚ω゚)
⌘作業ついでに、防水タイプのスリーブ(カバー?)に変更⌘
そのまま同じ様に取り付けしても、恐らくまた同じく錆びてしまうであろう事は容易に想像出来ます。
なので、ギボシ端子のスリーブを防水タイプに交換しておく事にしました。
しかし、ギボシ端子をカシメる際、アクチュエーターから出ている配線はさっきの赤黒2色コードよりも細いので今まで使っていた電工ペンチだとカシメが甘くてそのままスポッ!と抜けてしまう事が判明しました。
仕方がない…以前買っていた様な覚えはあったので、どこかにあるはずの新品の電工ペンチを捜索…
真ん中の激しく錆びてるヤツがいままで使ってた電工ペンチです。
サイズ違いで2個見つかりました。
取り敢えず、写真左に置いてあるFUJIYAの電工ペンチを使用したところ…いやはや、とても快適に綺麗にカシメる事が出来ました。
やはり今まで使っていた物はサビサビなだけあってダメになっていた様ですww
早いとこ新しいのを使えば良かったです(´⊙ω⊙`)
コレが防水タイプのスリーブです。
防水タイプを謳っているだけあって、配線にスリーブを通す時点でクリアランスが狭めになっており、ちょっと力が要ります。
オス側とメス側でしっかり嵌合する様になっているので、防水性は結構期待出来るんじゃないかと思います。
それにしても…この防水スリーブ、エボかロドにその内使おうと思って購入していたモノだったのですが、まさか一番最初にミラに使う事になるとは…ww
⌘本体を付けて動作テスト。⌘
アクチュエーターを取付けるポジションを確定する為にも、まず動作テストをする必要があります。
それには古いハーネスを取り外す必要があるので、絶縁の為にハーネステープでグルグル巻きにされている配線を外します。
こんなにハーネステープをしっかり巻くだなんて、この古いキーレスを取付けた人は随分と丁寧に作業してるな〜俺だったらインシュロックで何箇所か適当に留めて終わりにしちゃうな〜なんて思いながらハーネステープを剥がして行くと…
ちょww待っwwえぇ⁈wwww
いやいやいや…この結線の仕方はアカンでしょwwww
被覆を剥く
銅線を巻きつける
ハーネステープを巻く
お終い‼︎
ってな具合に結線してあった事が分かりました。
グルグル巻きのハーネステープは、丁寧な絶縁&配線纏めかと思いきや、どうやら適当なユルユル結線を何とかして固定しようとした結果だった様ですwww
この状況を見て思い返すと、ユルユル結線が原因であると思われる現象がそーいえば起きていましたw
- アンサーバックのハザードの点灯の仕方が何だか変(妙に暗い・点灯時間が極端に短い)
- 反応する時としない時がある
- リレーの動作音は聞こえるのにロック&アンロックしない
等が思い当たりますw
特に、ハザードの点灯の仕方についてはミラが手元に来た時からずっとおかしいな〜安いキーレスなんてこんなモンなのかな〜って感じていたのですが、この結線状況を見れば納得です。
いや〜疑問が解決してスッキリしましたwww
てっきりギボシ端子で接続してあるかな〜って思い込んで作業をしてましたが、見ての通りギボシ端子では無い事が判明したので手っ取り早くカニさん(僕が勝手にそう呼んでるだけですw)を使って接続する事にしました。
ホントは"エレクトロタップ"だとか"配線コネクター"って名称です。
今回使ったカニさん、構造上銅線が傷付いて断線するリスクもあるので実はあまり好きではないんですけどね!
余計な事をやり過ぎて時間がかかり過ぎてるので、ま〜最初の状況よりはマシでしょって事でこれ以上時間をかけずにサクッと終わらせる為の苦肉の策ですw
常時電源、アース、ハザード等を繋げてあげて…
アースは運転席足元から取りました。
ここまでやって、ようやく動作テストが出来ます。
左がアンロック、右がロックの状態です。しっかりアクチュエーターが伸縮してますね。
マスターアクチュエーターを手動で伸縮させると、スレーブアクチュエーターも連動して伸縮するので集中ロック機能もちゃんと動作しているようで一安心です。
⌘ここからはスピードアップ。⌘
動作確認やらなにやらが済んだので、一気に取付けしてしまいます。
アクチュエーターの取付けはこんな感じ。
古いアクチュエーターと新しいアクチュエーターの置き換えなので、アクチュエーターの取付けは楽でした。
ロッドはこんな感じです。
仮固定して、動作確認して、調整して固定して内装を戻して完了です。
⌘折角なので、セットのスピーカーも付けます!⌘
今回のセットにはアンサーバック用のスピーカーも含まれていました。(オマケ?ww)
似たような製品の作動音をyoutubeで確認したところ、何だか間抜けな感じの音だったので最初は要らないかな〜なんて思っていたのですが、やはり折角なので取付けようと。
もし音が気に食わなかったら、配線を外せばいいし〜ってなノリです。
スピーカーはエンジンルームに取付けたいので、エンジンルームから車内への配線の引き込み方をググってみたところ…
L700系のミラは助手席側にサービスホールがあるんだとか。
運転席側に無いのかよ〜なんて思いいくつかページを開いてみるものの、助手席側の情報しか見つからず…
車内運転席側で数十分それっぽい所を探しても見つからず…
諦めきれず、そーいえばエンジンルーム側に伸びているはずのボンネットオープナーのワイヤーはどこをどう通ってるんだ?という疑問から右フロントのフェンダー内側を覗き込んだ時…
こ、これはまさか…‼︎
触ったら柔らかい…ゴム系の素材なので、ここに小さい穴を開けて配線を通せば、防水性も申し分ないですね。
それにしても、さっき車内側から探してた時何で見つからなかったんだろ〜⁇
理由:色が灰色で気付かなかった為
この手のゴム系の部品って、一般的に黒い物が多いと思うんですね。
黒い部品黒い部品…ってずっと探してたので気付かなかっただけだというww
灯台下暗しですね(´⊙ω⊙`)
こんな感じで配線を通しました。
配線さえエンジンルームに引き込めれば、あとは接続して適当にアースを取ってお終いです( ˘ω˘ )
なお、音の方は…
ピュイピュイ♪(アンロック)
ピュイ♪(ロック)
ってな感じの音で、思っていたより悪くないけど、音量が少々大き過ぎるのと我が家で飼っているオカメインコが真似して今までより更にうるさくなりそうだな〜って感じでしたw
⌘まとめ⌘
今回の作業は、なんだかんだでほぼ丸一日かかってしまいました。
その内の大半は、バラし方を調べてたり工具探してたり脱線してたりで余計な時間を過ごしてしまっていた気がします…(´Д` )
また、古いキーレスは僕以外の誰かが取付けたものだったので、どこになにをどう取付けているのか調べる時間も結構かかってたり。
他人が過去に作業した場所を再び作業するのって、非常に面倒なので出来ればこれからはやりたくないですw
あ、新しいキーレスそのものは苦労した甲斐もあってか非常に快適ですよ(゚ω゚)
なんだか今回は長くなってしまいましたね…
最後まで僕の駄文を読んで下さった方はお疲れ様でした&ありがとうございました。( ˘ω˘ )
今日はこの辺で。
ではでは。