おはこんばんちは。
以前届いたランエボ7用のブレーキパッドをようやく交換しましたので、作業の流れを書いてみたいと思います。
【ランサーエボリューション7】ブレーキパッド届きました。 - 趣味漬けの日々
←過去記事参照(パッド購入編)
【雑記】工具やらケミカルやら - 趣味漬けの日々
←過去記事参照(ピストン戻しツール購入編)
取り敢えず準備!ですね!
まず工具を準備します。
僕の場合は、マキタの電動インパクトと、ディスクブレーキピストンツール、パンタジャッキ、後は各種ソケット類やハンドルと、ピンポンチとハンマーを使用しました。
そして…
ジャッキアップします。
放置故、汚っね〜状態ですな
まずは何となくフロントから。
タイヤを外します。
さぁオンボロキャリパーが見えて参りました。
ついでにローターもチェック…
ちょっと段出来てるけどまだ使える範囲かな。
さーて、作業に入りますよ!
エボのブレンボの場合、まずピンを2本抜きます。
こんな感じで、コーン!って…
そしてキャリパー一個辺りピンを2箇所外すと…
パッドを押さえている金具が取れました。
これで晴れてパッドにアクセス出来ます!(笑)
さぁパッドを取るぞ〜
グリスで貼っついて固着している様で、意外と固い…(笑)
ドライバー等を突っ込んで抉じるのも考えましたが、それは最後の手段として取っておく事にし、まずは手で頑張ってみます。
隙間に指を突っ込んで、揺らして揺らして…
取れた!
一回ヌルっと滑ってしまえば、あとはそれ程力は要りません。
古いパッドを取ると、こんな感じです。
ピストンが飛び出てます。
パッドが新品の状態から磨り減った分、ブレーキピストンが飛び出しています。
コヤツを戻してやらないと、新品のパッドは分厚いので入ってくれません。
ピストンを戻します。
よぉ〜し、ピストンを戻すぞ〜!
…って、ちょっと待った!
ブレーキオイルを…
抜きます。
ピストンを戻す前にブレーキオイルを抜いておかないと、戻したピストンの体積分のオイルがタンクに戻って来ますので、溢れる可能性が非常〜に高いです。
しかも、ブレーキオイルはどうも攻撃性が高い様で、変な所に垂らしてしまったりすると塗装がやられてしまったりするので気をつけましょう。
ブレーキオイルをタンクから抜けるだけ抜いたら、いよいよブレーキピストンを戻します。
ディスクブレーキピストンツールをセット!
万力の逆バージョンといいますか、ねじを回すとプレート部分が開いていく事により、ブレーキピストンを戻すツールになります。
内部で油路が繋がっている対向4ポッドなので、多分この様な専用工具が無いと作業は厳しいかと思います。
お判り頂けただろうか…(←某番組風に)ピストンが戻っています!
新品のパッドを装着します。
取り敢えず新品のパッドと取り外した古いパッドを比べてみます。
減ってはいるけど、まだ使える気がする…
まだ使える様な気がしますが、外側が結構減っていますね。
そうは言っても折角ここまで作業したので、交換しちゃおうと思います。
パッド裏面に付属のグリスを塗ったくります。
シムは最初から着いてました。
わざわざ外すのもアレなので、そのまま使う事に。
新品パッド装着!
あとはバラしたのと逆順に戻すだけです。
リヤも交換。
対向2ポッドなのでフロントより小さいですが、やる事は同じです。
載せるのが恥ずかしいくらい色褪せてます…
オイル抜いて、ピンを2本抜いて、金具を外して古いパッドを外して、ピストンを戻して新しいパッドを入れて、後は逆順です。
因みに、オイルはキャリパー一個作業する毎にちょくちょく抜いた方が良いと思います。
思ってたより戻って来ますので…(笑)
最後の一本でまさかのトラブル!
最後に、右リヤを作業しようとジャッキアップしていると…アレ…なんか電動インパクトの回転が弱い…?
インパクトのハンマーはしっかり作動してるのにジャッキがあまり回らない…?
んっ?
バッテリー切れか?
でもバッテリーインジケーターを見るとまだ2/3あります。
おかしいな〜と思い、回転を切り替えてジャッキを下げる事にしましたが、緩んで行かない…
そうこうしてる内に、遂に全く回らなくなってしまったので、久々にジャッキ付属のラチェットレンチ登場。
フンッ!フンッ!
と気合を入れて回すも、固いのなんの…
力尽くで回していたら、、、
ヘニョッ!と(音がした気がしただけです…)ラチェットレンチそのものが折れ曲がってしまいました。
上げる時ならまだしも、そんなに荷重がかからない筈の下げる時にこれだけ固いのは流石におかしい‼︎
というワケで、パンタジャッキを緩めるのは諦めて、アホみたいに重たい油圧のフロアジャッキ(41kg)をえっちらおっちら持って来て、フロアジャッキでリヤ全体を持ち上げている間にパンタジャッキを取る事に…
フロアジャッキが重いからパンタにしたのに、本末転倒…
最後の最後にパンタジャッキが壊れてしまい、渋々フロアジャッキで上げるもまた家に戻ってウマを持って来てかませる気力が無かったので、フロアジャッキで上げたまま作業を続行。(決してマネしないで下さい。万一ジャッキからクルマが落ちると非常に危険です。)
何とか右リヤも終了させ、エンジンをかけ、何度かブレーキペダルを踏んでからブレーキオイルの量を確認して異常が無ければ作業完了です。
お楽しみの試走!
弄ったのがブレーキ周りだけに、最初はゆっくりゆっくり制動確認して、大丈夫そうであれば徐々にスピードを上げて制動確認をします。
人もクルマもいない所で、サイドブレーキに手を添えた状態で軽く踏んだりギュッと踏み込んでみたり…
特に変な挙動等は感じられなかったので、今度は徐々に速度を上げながら何度かフルブレーキングを試してみます。
…うん、悪くない感触です。
今まで着いていたパッドよりいいかも?
ただ、シムは外してないのに音は以前よりもキーキーと喧しくなった気がします。
まぁ、僕のエボ7は中古で購入して今回が初めてのパッド交換なので、今まで何が着いてたのか分からないんですけどね。
純正のブレンボパッドかもしれませんし、よく分からん安物パッドかもしれません。
なので、比較的なモノは今回ありません。ご了承を。
取り敢えず交換作業自体は特に問題無さそうなので、次は峠の下りででもテストしてみよーと思います。
それにしても、いいかげんキャリパーも色褪せが目立ち過ぎるので塗り直したいなぁ…
ではでは。